2005年07月16日

芳村先生のごつごつした茶碗

芳村先生のごつごつした茶碗

昨日、芳村先生が亡くなった。

連絡を受けて話を聞いているうちに、頭の中が白くなってしまった。

資料館のある吉奈から、東京の病院に入ってしまって毎日何を思っていたんただろう。
吉奈に帰りたかっただろうなあ。
あんなに自由を愛した人なのに、最後は不自由だっただろうなあ。

先月奥さんが亡くなって、まるで後を追うようにばたばたっと二人とも、突然居なくなってしまった。
ある程度、いつかはこういう日が来ることは考えていたけれど、現実になって、しかも、さらりとこうなってしまって、事実として受け止めることが出来ないでいる自分を感じる。

後悔。後悔。後悔、、、

何で自分は、先生と奥さんの最後の時間に、もっと近くに居られなかったんだろう。
できの悪い自称弟子と、いつまでも馬鹿な息子として、何で僕は近くに居なかったんだ。

僕が何も出来ないまま、うろうろしてるうちに、二人はこの世から居なくなってしまった。





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