若い数寄者達が、1980年代に自己研鑽のために集結。
茶道、華道、庭園、能などの研修を重ね、現代美術的表現を月掛けの茶会で実践した。
日本の粋、美の追求を、実際に表現することによって深めて行った、稀代の集団だった。
メンバーは、庭師、数寄屋大工、板前、茶道華道の師範など多岐に渡った。
主催の河西力、鈴木直衛はともに日本庭園協会賞を受賞し、現在庭園界の重鎮として内外で活躍している。
雨楽とは、外で働く職人が、雨の日に自己研鑽の時間を得ることが出来る喜びを表した名称と伝わる。
雨楽を語るときに、まず雨楽会を語らねばならない。
今まであまり語られなかったが、雨楽の美意識の原点はここにある。
写真は地持院にて、長倉さんの個展への、アメリカ人ツアー客を迎えたときのスナップ。
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