2005年08月19日

驚きました柔構造

 16日に宮城で震度6の地震があって、プールの天井が落ちたりする被害が出ています。
 私のところでも、壁に掛けてあったカレンダーが不自然に揺れていたと、そういえばという感じでうちの女房が話していました。
 幸い死者が出るような被害は無かったけれど、けがをされた方は多数いらっしゃる。お見舞い申し上げます。

 ところで、驚いたのは、その日のニュースで流された、東京の高層ビルの、大きく揺れている建物内部の映像です。
以前から危惧されていた東京の超高層ビルの地震被害の有様がまさにそこに映し出されていました。
 幸い東京では大きな揺れではなかったので、今回被害といえることは無かったのですが、大地震がきたらどうなるか。ちょっとぞっとする映像でした。

 軟弱地盤に建てられた柔構造の建築は、実は揺れを増幅してしまうのではなかろうかという危惧が、どうも現実味を帯びてきた。
 実際東京は地面はそんなに揺れていなかったのに、高層ビルにいた人達は立っていられないほど揺れたという。テレビ映像では確かに大きく揺れていた。

 大地震が来ても、超高層ビルは倒壊することは決してないと言われているが、上層階にいる人達は、地震の衝撃で跳ね飛ばされ、備品などによって大怪我する可能性がある。

 空間の安全性は確保できていないということ、認識しておくべきです。
 会社の中枢がもし超高層の見晴らしのよい上のほうにある企業は、直ちに少なくとも4、5階ぐらいに下ろしたほうがいいと思います。

 その後新聞ではこの件についてはまったく報道されていませんが、いずれきちんとした記事が書かれると思いますので、気をつけて見ていましょう。



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