2005年08月24日

雨楽ファン

諸戸チラシ

諸戸アイサンの上岡さんは、雨楽な家をたくさん造っている。
以前、雨楽な家を建てていただいたお客様が、集まって一杯やっているんだよ、と電話を貰ったことがあった。酔って。

雨楽な家のファンクラブを上岡さんはつくりあげた。
新しいお客さんが現れると、みんなが応援してくれるという。
営業はお客様がやってくれるんです、と上岡さんは笑っている。

新しい雨楽な家が出来ると、見学会はまるで雨楽な家OB会のようになるという。

工務店の社長みんながやりたいと思っていて、なかなか出来ないことを、上岡さんはやっている。

雨楽な家は単なる商品名ではなく、家造りの思想だということ、生き方のスタイルだということを、上岡さんは心得ていて、それをお客様に伝えてくれている。

価値観を共有できる人達は、最初から胸襟を開いたお付き合いが出来るという。だから雨楽な家のお客様同士は、すぐに仲良くなるんだという。

雨楽な家を考え出してくれてありがとう、と上岡さんは僕に言う。
お礼を言わなきゃいけないのは僕のほうです。僕はどれだけあなたに力づけられていることか。

それで、おとつい桑名にお邪魔した時に、このチラシを貰ったのです。見学会のチラシをお客様が作ってくれるんだそうです。

今、諸戸アイサンでは、新しいモデルハウスを造っています。
雨楽な家は、人生の達人が住む、数奇屋建築にまでつながっているんですよと、僕は最初から言い続けているけど、まさに諸戸アイサンはそれをやろうとしている。
これからの家造りの方向性を先取りしていますので、楽しみです。

本物の家造りは、値段の大小ではないよと、僕は言い続けているけど、言い換えると、それは値段の大小関係なく、本物の家は出来るんですよということです。

少ない予算にも、贅沢な予算にもきっちりと応えられる、設計力と技術力を持つこと。

予算が無くて、雨楽な家のような建物は無理だとあきらめている人も、よく話し合って、賢い割り切り方が出来れば、思いがけないいい家が出来ますよ。あきらめないで。

それから、ローコスト住宅に張り合って、棟数ばかり追いかけるようになってしまった工務店は、今後たいへんでしょうね。
贅沢に予算を使って、満足できる家を建てたいという人達が、これから多く現れるでしょうから、その時に、その要求に応えられる提案ができ、技術を発揮できるかどうか。

その前に、その人達に、声を掛けてもらえるような工務店でいられるかどうか。今からでも遅くない。自分達の作る建物に磨きを掛けていくこと忘れてはいけないと思いますよ。

もう一度言っておく、それは値段の大小には関係ないよ。

知恵と技術と感性を、常に磨き続けること。


9月に、宏道流の家元にくっついて、万博の迎賓館に花を活けるお手伝いに行ってきます。それぞれの高みに導いてくれる先生に、恵まれていることいつも感じて、ありがたいと思っています。


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