このあいだ5歳になった息子が、茶碗を作った。
固くなる土が欲しいと言うので、パパの秘密の土をあげよう、ということになって、
いつか芳村先生と採ってきた土をあげた。
そしたら、いじっていたらネバネバの粘土になってきて、大喜びでお皿のようなものを作った。
そうっとしておくとコチコチになるぞと教えたら、立派に割りもせず乾燥させた。
これは、焼けばきちんとした器になります。
今度焼いてあげるからなと言ったが、よく意味がわからなかったようだ。
やきものに仕上げたら喜ぶかな。
ちなみに、今度4歳になる弟のほうは、こんなもの作った。
造形的にはこっちのほうが面白いね。
才能あるのかな、と僕も親バカ。
駄目な土なんて一つもない。駄目なのは一つの技法に固執している人間だ。
どんな土もみな素晴らしい。と芳村先生は言っていた。
いつも肝に銘じています。
そしたら、子供が実践して見せてくれた。
作品に仕上がったらまた見てください。
だめな木なんて一本も無いと、また言いたくなった。