2006年07月13日

能楽堂

能楽堂1

水道橋の能楽堂を見てくれと、宝生流人間国宝の辰巳満次郎先生から電話を頂き、早速菊池建設の吉田さんと待ち合わせてうかがった。

舞台板を取り外し、削りなおしの工事をさせていただいてから、もう4年が経とうとしている。あの時も暑い夏だった。

舞台に何か引きずった黒い筋がついてしまっていた。
移動式の白版のキャスターが廻らなかったとのこと。その他細かいキズは多数あって、これは現実に使っている能舞台であれば仕方の無い事。
黒い筋の取り方をあれこれ考える。

演じている時に板が鳴ったりもするそうで、内弟子さんたちと舞台の上をあちこち踏んでみたりしたが、今日は鳴らない。
たぶんエアコンを使っているときに起こる現象だと思うのですが。
土曜日にお能の会があるそうで、そのとき鳴ったらその場所に印を付けてくださいと、舞台の板割りのスケッチを描いてお渡ししてきた。

久しぶりに能舞台に上がらせて頂いた。いつもながら気持ちが引き締まる感じがする。
ここは神聖な場所。白足袋をはいて、帽子を取ってそろりと足を運ぶ。
う〜ん、いいよなあ。
またお稽古つけてもらおうかな、何てこと無謀にも思ったりして。

てな事で、これからまた水道橋に何度か足を運ぶ事になります。

能楽堂2

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この記事へのコメント
きれいですねぇ。

この工事のお知らせを学校で見た時の自分の技術力のなさが今では悔しいです。


プレカット工場に就職して約1年と4ヶ月。持ち前の段取りの悪さと、取引先や環境の変化についていくのに四苦八苦しています。
これからどう自分が進化できるかが課題ですが、日々それを探して試行錯誤してます。

また、時々立ち寄ろうと思います…。
Posted by アマン at 2006年07月13日 22:30