2008年02月02日

雨中有楽 東屋 茅葺 雨楽会の仕事

東屋1
熱海のMOA美術館の日本庭園の東屋。
雨楽会の親分河西さんの手によって曳きやが終わって、足元の工事が進んでいる。


屋根の茅がだいぶ傷んでいるので葺き替えます。
茅葺の親方と打ち合わせに行った。

東屋2東屋3





若い庭師さんたちの動きが好いんですよ。
気持ちがいい、すがすがしい。

柱石の据付、差石、飛び石、縁石、たたき。
そして、東屋を囲む土留めの石積み。

どれをとっても、普段はお目にかかれない仕事です。

こういうことを、残していく事が大事なんだよなと河西さんが言う。

残そうという施主と、残そうとする職人達。それを必死で学ぼうとする若者達。
そしてそれを大切に見守る世間の目。

どれもどれも大切です。

じきに茅の葺き替えも始まります。
熱海には茅葺の職人がちゃんといるのです。
年寄りばかりですがね。
熱海の茅葺屋根は、高山のとはちょっと違うよ。
洗練されていてオシャレです。

又お知らせします。

良かったら、見学においで下さい。
雨楽会の親分河西さんにも会えますよ。
雨楽の粋と美意識を直に見ることが出来ます。

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