熱海のMOA美術館の日本庭園の東屋。
雨楽会の親分河西さんの手によって曳きやが終わって、足元の工事が進んでいる。
屋根の茅がだいぶ傷んでいるので葺き替えます。
茅葺の親方と打ち合わせに行った。
若い庭師さんたちの動きが好いんですよ。
気持ちがいい、すがすがしい。
柱石の据付、差石、飛び石、縁石、たたき。
そして、東屋を囲む土留めの石積み。
どれをとっても、普段はお目にかかれない仕事です。
こういうことを、残していく事が大事なんだよなと河西さんが言う。
残そうという施主と、残そうとする職人達。それを必死で学ぼうとする若者達。
そしてそれを大切に見守る世間の目。
どれもどれも大切です。
じきに茅の葺き替えも始まります。
熱海には茅葺の職人がちゃんといるのです。
年寄りばかりですがね。
熱海の茅葺屋根は、高山のとはちょっと違うよ。
洗練されていてオシャレです。
又お知らせします。
良かったら、見学においで下さい。
雨楽会の親分河西さんにも会えますよ。
雨楽の粋と美意識を直に見ることが出来ます。