2008年04月11日

雨中有楽  靖国

今度は作品そのものを、つぶそうとしている。

刀匠が削除を希望しているという。

国会議員から、「映画を審議しているから意見を聞かせて欲しい」、と電話が入る事そのものが圧力である事は疑いがない。

ただひたすらに、ものを造っている崇高な人たちに、国会議員なんかがつまらない事を言うんじゃあないよ。

わずらわしい事になっちゃったなあ。俺は刀をただ静かに造っていたいんだよ。国会議員なんかから電話もらいたくないよ。
と、刀匠は思ったに違いない。

「国会議員が集まって試写会を開く」
もうそのこと自体が圧力以外のなにものでもない。

みんな馬鹿じゃないから、表現の自由を制限するような発言はするわけないよ。

でもね、その行為そのものが、十分すぎる圧力になっているんだよ。

もっとマスコミは、表現者は、危機感持って怒らなけりゃ駄目だよ。

国会議員なんていう、大きな影響を社会に与える人たちは、こんなことしちゃいけないんじゃないか。

表現の自由を保障している憲法に反しているんじゃないか。

訴えて、憲法論争にするべきだと思うよ。


この靖国という映画が、上映中止する映画館が現れ、こんなふうにマスコミに大きく取り上げられて、
実は、この地味な映画がとてつもなく有名になったことを、反面良かったのではないかと、思ったりしていた。

しかし、この作品そのものを、出演者に働きかけて潰そうとする動きを見ては黙っていられません。
とんでもないことをしやがる。


断酒会で酒を断っている友人から、何をそんなに怒るんだい?と修行が足りない人間のように言われるけれど、でもこれは怒らずにいられない。


でもね。そもそも表現者が、芸術家が、官(司馬遼太郎を読んでいると国家権力をこう言いたくなる)からの助成金なんてものをもらって、作品を造ろうとするすることが、そもそも間違っているんじゃないか。

国から金もらって表現活動なんてするんじゃないよ。

国家権力から、言いがかりをつけられる種は自分がまいていたんだよ。

自由な表現をしたいんだったら、食うや食わずでも、自費でやるべきだよ。


いま「靖国」をDVDにしてコンビ二なんかで売り出したら、これは売れるぜ。
出来るんだったら、是非やってほしいねえ。

靖国売って、金もうけて、今度はもっと思いっきり過激に表現すればいい。

表現の自由が、たとえ間接的にせよ、こんなふうに脅かされる国にしてはいけないよ、この日本を。

放談。




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