航空自衛隊のイラク派遣違憲判決は、きわめてまっとうな話で、
憲法に正面から向き合えば、当然というような判決で、多くの人が胸をなでおろしたことだろう。
しかしですよ。
航空幕僚長が、「そんなの関係ねえ」って。
そんなこと言っていいのかよ。
現場の自衛官の多くが、そう思っているかもしれないが、
それをそのまま幕僚長が言ってはいけないよ。
政府もそのまま、無視を決め込むような態度で、
これはちょっと大問題だよ。
この国は、法治国家だよ。
高裁の、違憲判決はきわめて重いよ。
それをどうだよ。この軽い扱い。
この国には、軍事は、政治よりも重いというような遺伝子が残っているのかな。
昭和の前段この国を破滅に導いた、軍人のおごり、統帥権の乱用の残像みたいなものをちょっと感じて怖いね。
こんなにも、法が軽んじらていていいのかね。
どっかのホテルの件もそうだよ。
東京高裁の言う事なんか、「そんなの関係ねえ」って態度で通しちゃったもんな。
裁判所の権威ってもんはこんなにも軽いのかねえ。