2008年05月02日

雨中有楽 靖国雑感

雨中放談です。

問題の映画「靖国」が3日から一般公開されるそうで、何かが起こるのかな?
とりあえず、静岡ではまだ見られないから、静観するしかないね。

国会議員などが、公開前に試写会を要求したり、
出演者の刀匠に電話で事情を聞いたり、
それがもとで、刀匠が出演を取りやめたいと言い出したり、
靖国神社や映っている右翼関係者が、無断撮影だと映像の削除を求めたり。

いやはやいろいろな横槍が入って、監督も、配給製作会社もたいへんです。

言論、表現の自由がかくもあらわに侵されようとするこの現象に、
私の心は、不快にざわつきます。
私も表現者の一人として自負しているからです。

大学の、人文学部の憲法学者にお聞きする機会があって聞いてみた。
先生、これは憲法問題にはならいんでしょうかと。

そういうことを言ってる人もいるらしい。
私もその一人。

でも、憲法論議は相手が、たとえ国会議員でも成立しにくいらしい。

国会議員のこういう行為は慎むべきだという批判は、
弁護士などからでているらしいが。

いずれにしても、言論や表現の自由が少しでも侵されようとしたら、
右翼であっても左翼であっても、両翼であっても、
全ての人たちがもっと敏感に反応するべきですよ。


憲法問題については、
航空自衛隊イラク派遣活動の憲法違反判決についても以前触れましたが、

軍事など、高度な国家行為については、司法は判断権を持たないという、
「統治行為論」という考え方もあるそうで、私もつい最近知ったのですが、

これって、国益論は全てに優先する考え方につながるわけで、
これもまたちょっと怖いね。

ここんところ、朝日新聞が夕刊で、ずっと戦前の戦争協力した自らの報道行為を、
冷静に見直し検証する連載をしていましたが、

やっぱりそういう記事を掲載しなければならないような時代に、
いま日本がなりつつあるという事なんですかね。

そうこうしているうちに、NHKの幹部が、
国益に反する報道を自粛するなんてこといって、相当批判されてもいたね。


国益に益するとした国家行為が、
全世界を戦争に巻き込み、日本人を総力戦に導き、
日本民族を滅亡の淵まで追いやった事を忘れてはいけないね。絶対。


国益に益しようが、反しようが、
言論、表現の自由は、なんびとも犯すべからず。

これは原則。

明日は憲法記念日ですね。





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