往って来ました。余部鉄橋。
今、静岡県由比町の一部の人たちの間で話題の中心の鉄橋です。
事務所のN君の出身地にある事。
「へんくつおやじの菓子屋」の親父が、若い頃列車で渡ったことがあるということ。
ペンキ屋の中野の親父さんが、ペンキを塗りに行ったことがあるということ。
とにかく、へんくつおやじの菓子屋の開店祝いの席で、余部鉄橋の話で盛り上がり、
私も、なんとしても見てみたいと思っていたのでした。
これはね、はっとしましたわ。
海岸沿いの深い谷に渡された、天空を行く一本の橋。
きれいですよ。
余計なものはひとつもない。
ぴんと張り詰めた構造美。
鉄骨の構造物を追求していた駆け出しの頃を思い出します。
明治45年に開通したそうです。
橋脚はアメリカの会社で作って船で運んだそうだ。
余部は30戸くらいの漁村で、はしけに積み替えて砂浜に陸揚げしたんだって。
機械のないころの事、大変な作業だったんでしょうね。
橋桁は、石川島造船所で造ったそうだ。
今のIHIだね。
とにかく難工事だったんでしょう。
丸太の足場を、空中高く組んだんだろうな。
目に浮かぶね。
次は、この橋を列車に乗って渡ってみたいね。