2008年06月02日

雨中有楽 余部(あまりべ)鉄橋

鉄橋1往って来ました。余部鉄橋。
今、静岡県由比町の一部の人たちの間で話題の中心の鉄橋です。

事務所のN君の出身地にある事。
「へんくつおやじの菓子屋」の親父が、若い頃列車で渡ったことがあるということ。
ペンキ屋の中野の親父さんが、ペンキを塗りに行ったことがあるということ。

とにかく、へんくつおやじの菓子屋の開店祝いの席で、余部鉄橋の話で盛り上がり、
私も、なんとしても見てみたいと思っていたのでした。

鉄橋2これはね、はっとしましたわ。
海岸沿いの深い谷に渡された、天空を行く一本の橋。

きれいですよ。
余計なものはひとつもない。

ぴんと張り詰めた構造美。
鉄骨の構造物を追求していた駆け出しの頃を思い出します。

鉄橋3
明治45年に開通したそうです。
橋脚はアメリカの会社で作って船で運んだそうだ。


余部は30戸くらいの漁村で、はしけに積み替えて砂浜に陸揚げしたんだって。
機械のないころの事、大変な作業だったんでしょうね。

橋桁は、石川島造船所で造ったそうだ。
今のIHIだね。

とにかく難工事だったんでしょう。
丸太の足場を、空中高く組んだんだろうな。
目に浮かぶね。

鉄橋4次は、この橋を列車に乗って渡ってみたいね。


この記事へのコメント
5
我が故郷紹介有難うございました!!

余部鉄橋、綺麗でしょ?。先生が足を伸ばされたとは知りませんでした。

でも現在架け替え工事の真っ只中です、残念です。

建設時は弊社の先代も工事に携わっていたようでして・・・。

では、また、おいで下さいね。

AN
Posted by エヌズプラン at 2008年06月02日 21:23
行ってきたんですよ。
あわびの養殖場にも寄りましたよ。
猟師さんが、その場でイカを手でさばいて海水で洗って食べさせてくれました。
いやあ、美味。
Posted by wakayama at 2008年06月03日 08:15
先日行って来ました。列車転落事故の影響もあり今はコンクリートの橋に掛け変えられていました。しかし鉄橋の一部は保存されており又観光案内所のパネル、DVDなどで説明を受けその偉大さを感じて来ました。
Posted by 北川正治 at 2018年06月01日 15:32
ペンキ屋の中野の親父さんも偏屈おやじの駄菓子屋の親父もいなくなってしまったけれど、余部鉄橋は残っているんだね。一度観に行きたいと言っていた中野の親父の奥さんも二年前に亡くなってしまった。みんなで一度行こうなんて言っていたんだけれど行く理由がなくなってしまった。天空に架かる明治の鉄の遺産。今ではみんなの思い出になってしまった。
Posted by 若山 at 2018年06月01日 16:12