見上げれば花冷えの空貧困のビジネスありて「貧」と「貪」の差
(ホームレス)公田耕一
貧をむさぼる商売を見聞きすると本当に暗い気持ちになりますね。
公田さん時代を切り取って短歌にしてくれています。
昨日は日大の工学部の学生さんが二人見学に来た。
二年生でこれから専門科目の習得が始まるようだ。
木造を学ぶ授業があるそうで、二人とも初々しいいい目をしていた。
初心を忘れないで、いつまでも建築に憧れ続けて生きていってほしい。
建築を商売としてむさぼるような、そんな連中の仲間入りだけはしないで。
建築を単なる工学と思わないで、文学として、詩を感じて、時代を感じながら、
生き生きと感性豊かに生きていってほしい。
建築も時代を切り取って表現されているんだと思う。
だからこそ、その積み重ねが伝統になっていくんだと思う。
昨日僕は彼らに言ったんだ。
古い伝統建築だけが素晴らしいんじゃない。
今まさしくこの現場で家を建てているこの職人さんたちも、伝統の一部で、まさに今伝統が作られつつあるんだと。
古い伝統建築と同じように尊敬されるべき人達なのだと。
それを意識しているかいないかは別にして、、、。
だから現場でいろいろ話を聞いてごらん、きっと面白いよ。
現場の面白さを彼らは少しは感じて帰ったろうか。
もっといろんな話をしてあげればよかったかなあ。
でもとっても忙しかったからね。ごめんね。
また来てください。