今日は月曜なので朝日歌壇を見たがホームレス歌人の作品は掲載されていなかった。
その代りと言ってはなんですが、
「ひと」欄にいい記事が出ていたので紹介しておきます。
「キザな言い方だけど、
人の背中を流していると、おれの心まできれいになった気になるときがあるんだ。
まあ、でも、そんなことはいいや。」
これは15の年からずっと三助をやってきた71歳の橘秀雪さんの言葉。
この欄時々眺めていますが、話し言葉で書かれた今日の文章はいいね。
この「ひと」の感じがよくでている。
15の年から東京に住んでいると、すっかり江戸の人になるんですね。
東京弁が小気味いい。
このひとの人生も。
ひとすじに黙々と生きる。
その人生の重さをさらりと感じさせてくれる、いい言葉といい文章でした。