中部電力から太陽光発電の買い取りについての文書が届いた。
これまでの約倍額1kWにつき48円で買い取るとのこと。
11月1日から。
私のところは、事務所の電気代はほとんど太陽光発電で賄っている。
毎月少し余って、中部電力からほんの少しの金額ですが、買い取られた電気料金が振り込まれてくる。
それがこれから倍額になるというわけです。
めでたい。
設置してから10年、最初から倍額で買っていてくれたらもう初期投資分は売電していたかもしれない。
私のところが発電所になったときに、この庵原郡地区で9番目だと言われた。
それほど少なかった。
これはもう趣味の領域だった。
俺のところでは太陽光発電をしてるんだぞ、という自己満足。
ほとんどその世界。
実際に僕も少し自慢した。でもそれもいっときだけのこと。
これから本当の太陽光発電の時代が来るかもしれない。
いや来なければいけない。
もう地球が待っていてくれない。
普通の家に当たり前のように太陽光発電パネルが乗っかている。
そんな風景がこれから普通に見られるのだろう。
いつも高速道路を走っていて思う。
この高速の法面のすべてに太陽光発電パネルを取り付けたらいったいどれだけの発電量になるだろう。
私の家の近くを走っている新幹線の法面すべてにパネルを取り付けたらいったいどれだけの発電ができるだろう。
東名高速も、新幹線も基本的には東西に走っているから法面の片方はみごとに南面している。
条件はいい。
原発に使っている莫大な費用をすべて太陽光発電のために、開発費用、設置費用に回したら、ほんとに相当な事が出来るだろう。
全世界の軍備につかわれている莫大な予算を、すべて太陽エネルギーの活用のために回せることができたら、人類はきっと救われるだろう。
そんなことを、10年たってだいぶ汚れてきた太陽光発電パネルを眺めながら、
僕は考えている。
そろそろ掃除しようかな
倍額で買ってくれるって言うし。