2011年05月11日

雨中有楽 浜岡

言われたままに原発をとめたんだから、あとは何とかしてくれるんだろうね。
電力が不足したって、俺は知らないよ。
経済のことだって、俺の知ったこっちゃないね。
もう東京にも、九州にも電気を送れないよ。俺は知らないよ。
国が責任とってくれよ。

て、言うような会見をしている中部電力の社長。

経済の方が、安全より優先するんだと言わんばかりの会見をしている、経団連の会長。

何があっても大丈夫な原発なんてこの世に存在しないよ。
宝くじ的確率だって実際に起きてしまったら、それは現実なんだよ。

福島を見てそういうことに思いが至らないかね。

想像力の欠如。

遠い宇宙の果てから、
「地球人はあんな危険なエネルギーを平気で使っているけど、危なっかしくて見ていられないね。」
と言って見ている宇宙人がいるかもしれない。

千年に一度の未曽有の災害を目の当たりにして思う。
千年後にまた起こるかもしれないこのような事態を、
果たして人類はどのように伝承し、対処していくのだろうか。
果たして、千年後に、この経験を生かせている文明が存在しているのだろうか。

もしかしたら、強い放射能に順応できた生物だけが生存している世界だったりして。





この記事へのトラックバックURL