
街道筋の家
由比の本陣跡にほど近い極細の土地
おいしい蕎麦と寿司、桜エビで有名な井筒屋の向い。
古い家が解体されて売られていた。


どうにもならないように見えたんでしょう。
売れない。
だから値が下がる。
そこに目をつけた若い御夫婦がいたんです。
でも、家を建てようにもどんな家が建つやら見当もつかない。
私が長年取り組んでいる街道筋の家は、こういう土地に適した家づくりの提案なのです。

南面と西面が大きく開放されている土地。
うまく使うと絶好のロケーションを確保できる。
西面に大開口を設けることは、長いこと日本の家づくりではタブーでした。
西日はどうしても対処できない。
西日はすべてを劣化させてしまう。
とくに夏の西日はどうにもならない。
外付けブラインドはそんな日本の家づくりの常識をひっくり返すすごいアイテムなのです。
私は、ドイツのバレーマまで行ってそのことを確認して来ました。
もちろんビールも飲んだけれど。
西に大きく開かれた窓からは遠く三保半島から日本平、近くは薩陀峠、浜石岳が見渡せる。
美しいサンセットが毎日楽しめる。
で、今回は国産のオイレスを採用しましたが。
効果は抜群。
私の説明に半信半疑でいたそうなお施主様も大枚はたく価値は充分にあったと大喜び。

気候風土に合った日本の家造っています。