ネットで発信しませんでしたが、この13,14日で見学会を実施しました。
佐野工務店の施工で、和田製材の材料提供、私の設計。
雨楽シリーズまちやプロジェクトの第二弾。
今回は、お施主さんの希望もあって、洋館タイプ。
明治大正の洋館建築はまさに日本建築であるとの信念から考えられた一つのシリーズです。名づけて雨楽シリーズ「メルズ」。
メレル ボーリズに触発されて作られた雨楽のもう一つのバージョンです。
テーマは常に日本の家です。日本の風土です。日本人です。
日本人より日本の事を考えて造られているいるのではないかと思われるボーリズの建てた家。
今回も展示会は大盛況で、身内を含めると120組を超えた来場者があった。
いつも僕らの建てた家に興味を寄せていただき本当にありがとうございます。
二日間、ひっきりなしのご来場で、受付はうれしい悲鳴を上げていました。
小さな31坪くらいの小住宅なのに、皆さん滞在時間も長く、とても賑わいました。
見学会に関わる人たちの忙しくもうれしそうな顔を見ると、本当にやってよかったと思う。
こうして常に注目を浴びて、日本の住宅の提案をしていく事の大きな意義を感じます。
あっちでもこっちでも、雨楽シリーズの家が建ち、いつもどこかで見学会をやっているような状況になり、一つの大きな流れになること。
住宅は日本の文化そのものだ。という家造りの姿勢が一般的になること。
それはそんなに遠い事ではないと思えるようになった。
思想を共有できる和田製材と出会い、工務店、大工さんと出会えて私は本当に幸せです。
今回も遠く兵庫県、新潟県からも工務店の社長が見学に来られた。
いま富山県の高岡でもモデルハウスの建築が始まっている。
家が文化を創り、人間を創る。
良い家族関係が、やがて良い社会を創ることになるだろう。
机上の空論、ただの夢の話じゃない。
僕らは実際の家造りの現場で、それを実践できる。
解ってくれる人、応援してくれる人、そして実際に実務の世界で実践してくれる人。
僕らの家造りが好きだと言って実際に建てて住んでくれるお施主様。
本当に有りがたく、感謝しております。
理想だけでなく、良いデザインで、美しい家を、新しい発想を常に実践する事。
長い伝統を、文化を、普遍性を常に強く意識しながら。
見学会をやらせてもらって、多くの皆さんからまた大きな力をいただきました。
本当に有りがたく思います。
雨楽に興味をお持ちの皆さん、そして雨楽な家を実践している工務店、大工さんの皆さん、これからもよろしくお願いいたします。
雨楽会の親方、私のお茶の師匠であり、花の師匠でもある河西さんは6年がかりで、京都で平安京の庭園を創っています。今年もまだ続くそうで、近々また写真などご覧にいれます。
これは昨年の春の写真。今年の春はどんな庭になっているか楽しみです。