2018年07月06日

下地窓

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下地窓を考える。

古家の土壁の土を落として眺めながら考えている。

利休はここに美を見出した。

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2017年09月20日

雨中有楽 下地窓 数寄屋

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蒲原のK様邸
下地窓。
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漆喰の薄い壁に組み込んだので
左官屋さんが苦労していました。



洗面所に細い磨き丸太を立て、
下地窓と組み合わせる。

ちょっとおしゃれな組み合わせ。


詳しくはマイベストプロをみてください。
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2017年07月11日

ストックトンからのお客様 地持院でお茶

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今年もストックトンからお客様。

地持院で鮎川住職から禅のお話。座禅の体験。希望者は写経。

そして茶の湯の体験。私の担当です。

日本の文化を少しはお伝え出来たでしょうか?


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2016年06月23日

雨中有楽 花

軽トラ









軽トラで山に花をとりに行く。

狩野川の河原にジープで降りて、荷台一杯にコスモスを採りに行ったことを思い出す。
似たようなことをいまだにやっている自分は少しは進歩しているんだろうか。

籠







画家の杉山先生の家にお邪魔していただいてきた背負籠。

山から採って来た山紫陽花を活ける。

無造作に、あたかも山から背負って帰って来たかばかりのように。  
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2016年06月11日

雨中有楽

お茶席










昨日の地持院でのお茶席です。

いつもの仲間に加えて、ガールスカウトの飛び入りがありました。

子供たちもきちんと作法を身につけていて驚きました。

ガールスカウトの指導者の皆さんの努力のたまものですね。

こうして立派な日本の女性が育っていく。
紫陽花  
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2016年03月13日

雨中有楽 茶の湯

茶会













金曜日の茶の湯の会。

ちょうどお寺の婦人部の会合があって、皆さんに寄っていただいた。

思わぬにぎやかな集まりになりました。

仏














3月11日。

津波に流された多くの人たちを悼み仏頭を飾る。  
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2016年02月24日

雨中有楽 鈴木直衛さんの庭

石組2






日本庭園協会の皆さんと鈴木直衛さんの造った庭を観てまわった。

石組














鈴木さん37歳の時の作品。

このころ私は鈴木さんと出会った。あれから30年の月日がたち鈴木さんはもういない。

石を積んでいる背中が見えるような気がした。

石組3







リゾート施設の庭。お客さんは喜ぶね。ほんとにうまい。



滝








眉間にしわ寄せて石積んでいる顔が浮かんでくる。

普段は滝の向こう側で見ることのできない石積みに鈴木さんの存在を感じる。


  
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2016年02月16日

雨中有楽 茶会 浮世絵

浮世絵3













美人画をながめながらお茶を一服。

浮世絵2













江戸の文化に想いを馳せる。

浮世絵1













どれが一番好きだね?

なんて話になって、これがお茶席でのはなしかね?

茶席







お子様も二人参加のお茶席でした。

いつも写真を撮るのを忘れて、この日も片づけてから、それでもと撮った。


浮世絵がヨーロッパの印象派の画家たちに大きな影響を与えたという話は有名で、

この日もその話で盛り上がる。

家具の色使いの話にまで至る。

最近は椅子席ですよ。

お気楽に御参加ください。

これは茶道の稽古ではありません。

茶の湯の実践です。

  
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2016年01月09日

雨中有楽 床かざり

床かざり







手作りの土偶の複製

床の間に飾ってみる

漆の室(むろ)で使っていた棚板の上に。


昨年、茶の湯をお寺で楽しむ会を何回か催した

お茶というと皆さん構えてしまうみたいですが

束の間の非日常の時間の楽しさを味わうとくせになる


前回は中国のブドウの水墨画を観て

シルクロードの話になり

葡萄酒の話になり

イスラムとキリストの話になり

ISの話になり、、、


普段の話題とは一味違う話題であっという間に時間が過ぎるのです。


複製の土偶はいったい何をみんなに語らせるのか、楽しみです。

今年のお寺で茶の湯は2月12日第二金曜日7時から、由比地持院で。

突然のご参加もOKです。

おいしい、うしほやの季節の和菓子が楽しめます。  
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2015年10月14日

雨中有楽 お寺でお茶

お茶






毎月第二金曜日の夕方7時から

お寺でお茶してます。

この日は蒲原のUさんの、奥山方広寺ゆかりの麻布に描かれた墨絵と

旧満州国の皇帝ゆかりの中国画をみんなで観賞です。

それぞれにある長い物語を聞いていると

想いははるかに時空を超えていくかのような感覚に陥ります。

和尚さんも同席して下さりいい時間をみんなで過ごしました。



これからは椅子席でのお茶にしようかと思います。

どうぞお気軽にご参加ください。  
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2015年07月13日

雨中有楽 地持院 ストックトン 禅 お茶

禅






ストックトンからのホームステイの学生さんたちが

禅とお茶の体験です。

由比地持院。

美しい庭園と手入れが行き届いた伽藍が清々しい。

禅とお茶の体験にはもってこいですね。

お茶






もう何年目になるんでしょうか。

地持院の和尚さんが英語を交えた禅のお話のあと

全員が座禅を組みます。

その後で、お茶の体験。

毎年私がお茶の担当です。

袴つけて静寂の中でお薄をたてます。

みんな日本の文化を体験できるととても真剣に取り組んでいます。


できるだけおごそかにね。

いつもは何やらおちゃらけた話をしながらお茶たてたりするんだけれど、

この日は私も真剣です。


少々難しげなお茶の話をしたりしてね。

通訳の人も言葉が詰まるような話。


深い精神性を体験に来ているんだから、わかりにくくて当たり前ですね。

日本の文化って深くって難しいよねって感じてくれればいいじゃないかな。


こういうことも、私にっとっても修行です。

いつも機会を与えてくれる地持院の博道和尚さんには本当に感謝です。  
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2015年07月06日

雨中有楽 茶会

はす











像鼻酒

蓮の葉の真ん中に、ちょうど茎の来ているところに上から爪楊枝などであなをあける

そこにお酒を注ぐ

蓮の葉の上でお酒は玉になっている

それを下から茎をくわえてストローのようにしてお酒を吸い込んで飲む

これを像鼻酒という

ちょうど今頃、江戸の風流人たちが楽しんだお酒の飲み方

やってみてください

酔いますよ。


とまあそれはそれで

今月の地持院でのお茶とお花は10日と24日の金曜日です。


お茶では花所望というのをやってみましょうか。

亭主が正客に花所望をする

正客はそれではと花を入れる

次客、三客と花を入れて出来上がっていく花を楽しむ


茶花はね

一息にいれるんです

投げ入れですから、剣山なんかはもちろん無いわけで、

基本的には、花の茎の切り口を花入れの中の壁に当てて止める

直したりすると一般的にだんだん悪くなる

その時の気分で一息に入れる

だからお茶の花というのは下手でもいいです

完全なものだけがいいのではない

茶でも花でもそこにその人が出てくることが面白いんです


お茶会をやってるなんていうと

型どおりのお茶の作法を披露するような茶会を皆さん想像するようですが

それはそれで大切なのですが

一番大切なのは 人

一番面白いのは 人

型どおりの作法に気をとられて楽しめないお茶ではありませんから

皆さん気楽においでくださいね。


花所望でみんなで花生けて楽しいのはそこに人が出てくるからですよね。

像鼻酒なんてのうは、ほんとうにふざけて酒飲んでるとしか思えませんね。


お茶もお花も、禅も、そんなに気合を入れてやるもんじゃあないんです。  
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2015年06月30日

雨中有楽 杉山先生 地持院

杉山先生






地持院襖絵の作者杉山なおこ先生が華道教室に顔を出されたので

襖絵の説明をしていただきました。

話し始めると熱が入ってきて、先生の絵に対する情念のほとばしりを身近に感じました。

杉山先生2






禅宗のお寺に石だけを丹念に描き上げた襖絵が見事に調和しています。


お寺の書院の片隅から庭園越しに襖絵をながめると、庭の石組がそのまま襖の石組みとつながっていく様子を見ることが出来ます。

作為をとおり越したところにある無作為の美の不思議を見ることが出来ます。

地持院博道和尚の庭と、杉山先生の襖絵にかける想いがそこで合流している。

こういう偶然を奇跡というんだと私は思う。

  
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2014年10月02日

雨中有楽 鈴木直衛兄に捧ぐ

キュウブ






河西さんの作ってきてくれた鈴木さんの写真のキュウビック。

囲んで語りあう時間はあっという間に過ぎてしまった。
  
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2014年10月01日

雨中有楽 鈴木直衛兄に捧ぐ

供茶






鈴木さんの愛弟子、田端光太さんの供茶の手前。

龍居先生も河西さんも見ている。

きぬずれと茶筅の音がかすかに聞こえる。

皆が弟子の背中に鈴木直衛さんのかげが見えるのではと、かたずをのんで見つめる。
  
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2014年09月30日

雨中有楽 鈴木直衛兄に捧ぐ

花手前供華






朝旅館に着いて、裏山の竹林に入って竹を見繕う。

鈴木直衛さんは竹が好きだった。

今日は竹を生けると決めてある。


「雨楽会」。右も左も、お茶もお花も良くわからないまま手伝いに行く。

「おい若山、そこに花生けておけ」と言われて、しかたなくはじめて花を生けてみる。

「これじゃあ しょうがなかろう」と言われて何回も生けなおす。


以来私は、いつなんどき、どんなところで、どんな状況でも、

「おい若山、花を生けておけ」と言われても困らないように、

花の修行を続けてきたのでした。

以来28年。 


まさかこんなかたちで、鈴木さんに花を捧げることになろうとは、

思いもよらぬことでした。


供華、しかも花手前。

しびれる。これが雨楽会。

ああ、これが雨楽会だよ。

鈴木さん、見てよ。

若山が花を生けてるよ。

精いっぱいカッコつけて。

しびれてんのに、わけない様な顔して、

ちょっと焦ってんのに、何食わぬ顔をして、花生けてるよ。

これが雨楽会だよね、鈴木さん。


化けてでもいいから出来てもらいてえよ。

「おお若山、今日はまあまあだな」って、もしかしたら言ってもらえるかな、鈴木さん。

  
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2014年09月29日

雨中有楽 鈴木直衛兄に捧ぐ

風呂先






「アスファルトだけじゃない コンクリートだけじゃない

いつか会えるよ 同じ涙をこらえきれぬ友達と

きっと会えるよ」


稀代の庭師 「鈴木直衛を語る」 雨楽会が9月27日開催された。

とにかく集まって「鈴木直衛」を語ろうというのが趣旨。


供華、供茶、皆さんの語り ただそれだけのシンプルな茶会。

久方ぶりの雨楽会が鈴木直衛さんへの供茶のために開かれるとは誰もが思ってもみなかった。

上の写真は、河西さんの手による風呂先屏風。

ブルーハーツの「街」の歌詞が書かれている。

鈴木さんと河西さんはこんな気持ちで雨楽会をはじめたのだった。


鈴木さんが日本庭園協会賞を受賞した時の祝賀会では、

舞台にみんなで上がって この歌を大声で歌った。

1993年 21年前の話。


その時配られた歌詞カードを

私は、ずっと作業机の前の壁に貼り付けてある。  
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2013年06月27日

雨中有楽 華道

バラ









バラを生けた。

月に一度、東京の宏道流の家元にところにかよって花を生けてくる。

宏道流の花を生け始めてかれこれ27年になる。

地持院での華道教室で花を教えることが出来るのも、あきらめずに長く続けてきたおかげです。

単なるアレンジメントでない、精神性の高い華道としての生け花の修行であるゆえに続けて来られたんだろうと思う。

故鈴木正菊先生によく言われた、「長く続けることが大切なのよ」と。

止めなくて良かったです先生。


無心になってひたすらに花と向き合う時間は、私にとってとても尊い。


自分を磨きつづけることでしか良い花を生ける術はないんでしょうねきっと。


行けども行けどもはてのない道。建築も華道も。



  
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2013年04月02日

雨中有楽 雨楽

雨楽













うちに雨楽がやって来た。

清水みの江さんが新美術館に出品した「雨楽」が

アクリルで額装されて、床の間に納まった

とりあえず携帯で撮った写真ですが、見てください。

雨楽と言う文字を自分の家の床の間に飾ってみたいというのは

私の長年の夢でありました。

私は、「雨楽」にはたいへんな思い入れがあります。

それをこうして書で表現してくれた清水さんには本当に感謝です。

  
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2013年01月15日

雨楽

雨楽






書家であり、私の設計した家の住人であり、生け花の同好の士でもある、

清水みの江さんの書が国立新美術館、独立書展に出品されている。

「雨楽」という文字。

シビレます。

研鑽の人生を生きる者たちのことば、「雨楽」。

「雨楽」それは生きざま。

「雨楽」それはあこがれ。

「雨楽」それはおそれ。

「雨楽」それは果てのない世界。





  
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2011年11月11日

雨中有楽 Sさんの庭

述べ段




Sさんちの庭ができた。

師匠の河西さんに造ってもらった。

古い庭が生まれ変わった。

新しい息吹が吹きこまれた。

家づくりや、造園が、人の心に与える影響は計り知れない。

こうして新しい世界が切り開かれつくられてゆく。

その現場に居られることが嬉しい。
にわ1にわ2





磨きあげられた美意識で造られたものが身近にある喜び。

それは、手に入れた人でなければわからないのかもしれない。

  
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2008年02月02日

雨中有楽 東屋 茅葺 雨楽会の仕事

東屋1
熱海のMOA美術館の日本庭園の東屋。
雨楽会の親分河西さんの手によって曳きやが終わって、足元の工事が進んでいる。


屋根の茅がだいぶ傷んでいるので葺き替えます。
茅葺の親方と打ち合わせに行った。

東屋2東屋3





若い庭師さんたちの動きが好いんですよ。
気持ちがいい、すがすがしい。

柱石の据付、差石、飛び石、縁石、たたき。
そして、東屋を囲む土留めの石積み。

どれをとっても、普段はお目にかかれない仕事です。

こういうことを、残していく事が大事なんだよなと河西さんが言う。

残そうという施主と、残そうとする職人達。それを必死で学ぼうとする若者達。
そしてそれを大切に見守る世間の目。

どれもどれも大切です。

じきに茅の葺き替えも始まります。
熱海には茅葺の職人がちゃんといるのです。
年寄りばかりですがね。
熱海の茅葺屋根は、高山のとはちょっと違うよ。
洗練されていてオシャレです。

又お知らせします。

良かったら、見学においで下さい。
雨楽会の親分河西さんにも会えますよ。
雨楽の粋と美意識を直に見ることが出来ます。  
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2008年01月05日

雨中有楽 正月の花

正月の花
明けましておめでとうございます。
太平洋側では連日の晴天が続き、日本海側では雪がずいぶん降っているようですね。
いつもと変わらぬお正月をおくれる事はめでたいことなのでしょうね。

私も相変わらず、あわただしい年末年始で、31日の7時過ぎに店じまいを待って「うしほやさ」んのお店の正月花を生けて一年を終えました。

翌日の一日には、これまたいつものように、さすなかさんと地持院さんに出かけてお太鼓祭りの入れ太鼓を見物し、よく二日には家に集まった兄弟家族と大騒ぎをして、連日の暴飲暴食が続き、相も変らぬ正月なのでした。

そして昨日は家族四人で着物を着て静岡の浅間神社に初詣に出かけ、マックに寄りたいと言う長男をだましだまし、やっぱり境内の露天のパイプイスに座って、焼き鳥でいっぱいやったのでした。

着物の家族が珍しいようで、アマチュアカメラマンの被写体にされましたよ。
着物の男性、子供にはまったく出会わなかったね。

そして、女房の実家に年始に行き、今度はみんなで中華料理です。
これも例年通り。

こんなことして今年もあっという間に正月も過ぎていくのです。

皆さんも大差ないんでしょうね。

とにかく、おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
  
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2007年09月14日

水道橋の宝生流能楽堂 行って来ました。

能楽堂1
やっと行けました。
前から依頼があったのですがなかなか時間がとれなくて。



舞台が空いてる時間に30分ほど時間を掛けてくまなく見ました。

メンテナンスが必要です。

次回半日ほど時間をいただいて作業をさせて頂きます。

能楽堂2能楽堂3能楽堂4





誰もいない静かな能楽堂は、心までしんと静めてくれる。

ここにこうして居られる事、ありがたく思います。  
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2007年08月08日

自然が家の中に入ってくる。

自然が家の中に入ってくるなんて簡単に言うなよ。
雨の日でも快適だなんて簡単に言うなよ。

造ってみろよ。
デザインしてみろよ。

庭も含めて建築は存在する、ということをやればやるほど感じる。

自然と仲良くなんて、簡単に言うなよ。

太陽が、空気が、風が、木が、雨が、信仰の対象になるような生き方が、建築が、本当に具現化できるのか。

自然が家に1自然が家に2





建築だけでなく、庭をつくるべきだと、語るべきだと、いう声がどこからか聞こえてくる今日この頃。

建築とは、庭とは、問いかけは続く。

そうこうしていたら、昨日、雨楽会の親方河西さんから電話いただいた。
声を聞きたかったんですよ。
  
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2007年05月23日

ガレージハウス リメックス

植田1

静岡市のリメックスのU邸
1階一部RCのガレージハウスです。
ランドローバーと他一台が土間と居間につながったガレージに入ります。
最近よくあるパターンです。
土間はガレージまで広がっていく。

植田2

この家はトップライトからの中央に光の吹き抜けがあります。
驚くほど明るい家です。  
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2006年03月11日

宏道流いけばな展始まりました

テープカット

宏道流いけばな展はじまりました。



会場1会場2





凛とした宏道流の花にはぼやけた空間は似合わない。
そぎ落とした造形に本物の素材を持ち込む。

会場3会場4  
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2006年03月08日

宏道流

花展会場1

会場の準備できました。





花展会場2家元席1





夜になって家元と副家元が来られた。
目に涙をうかべて握手を求められた。
報われる瞬間。
ああここに大工さんたちが居たら良かったのになあと思った。

家元席2家元席3





朝早くからがんばってくれた大工さんや、嬉々として下働きをしてくれた日本建築専門学校の学生さんたちに感謝です。
それから、一緒に昼も夜も手を抜かずに取り組んでくれるスタッフの小杉君にも感謝です。
あなた方が居なければ僕は何にも出来ない。
絵に描いたものが出来上がっていく事の喜びを、これからもずっと一緒に味わっていこう。  
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2006年03月04日

宏道流いけばな展

花展塗装1

宏道流いけばな展、床の間造り準備できました。
大工さんに刻んでもらい、塗装屋に仕上げてもらいました。

私は本物を使います。
仮設だっておろそかにしません。

本当の床の間に活けているような感じに少しでも近づけたいと思います。

3月10日から12日まで、銀座のセントラル美術館にて盛大におこなわれます。
見に来てください。

今日は少し楽屋裏をお見せしました。
花展塗装2花展塗装3  
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2006年02月12日

雨楽会 河西力の平安京

河西さんの庭1

京都嵐山広沢の池の東岸に広がる平安京。

雨楽会の親方河西さんが3年がかりで、いまだに造り続けている庭。
日本庭園協会静岡県支部の皆さんと見学に行った。

ありそうでない自然の風景。
作為が消え去ろうとするとき、庭は果たして庭なのか。

こんなところまで来てしまっている人がいる。

ゆたかにうねる大地。
そこを這う川筋。
所々植えられた木々。
雪雲や、時々舞って来る粉雪さえも庭の一部かとさえ思う。

これはみな素人さんの奉仕で造られたのですと、河西さんはこともなげに話す。

作意のない無心の手、恐るべし。

その作為のない無心の手を束ねる、作為。
そして造られる自然にはありえない、自然の造形。

河西力恐るべし。

思えば20年前、僕はこの人と石州流茶道の師匠 後藤先生のお稽古の席で出会ったのでした。
この出会いがなければ今の僕はなく、雨楽な家もなかった。

5年前、リックの丸山社長と「雨楽」という名称を使わせてもらいたいと、二人で河西さんにお願いに上がったのでした。

河西さんは許してくれているが、私ごときが「雨楽」を名乗っていいものかといつも思っている。

その名に見合った仕事をしているのかお前は。
いつも自らに問う。

河西さんの庭2河西さんの庭3  
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