2009年12月13日

雨中有楽 ケーキの壁

ケーキの壁





但馬に電車で行った帰りは京都で新幹線に乗りかえりことになる。
新幹線口にあるケーキの壁。
皆さん写真を撮っていたので僕も撮ってみた。

きれいですよ。
おいしそうですよ。

きれいなおいしそうなもので壁一面を覆いつくすなんていい思いつきですね。

こんど和菓子でもやってほしいね。
負けずにきれいだよ。
ちょっと小さいけれど、そのぶん数で勝負だね。  

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2009年10月27日

雨中有楽 HILLSできました。

キャップ
これはポールを外した状態。
じゃまな時には根っこから取り外しておくことができるのです。
見えるのはフタだけ。




ポールひらくアップ





ポールを立てて、傘を取り付けて、アップダウンできるのです。
風が吹くとくるくると回転する。


ハンドル
これがハンドル。
これを回すと軽く上下する。
高くあげると、日当たりもいいし、じゃまにもならない。






物干し中H
実際に洗濯物を干してみました。

女房大喜び。
してくれたと思う。


オーストラリアへ行くと、この物干しがどこの家にもあるそうな。
確かに便利もの、デザインもいい。

だけど日本の家の庭にはちょっと無理があるかな。

うちの庭もHILLSに占領されたように見えなくはない。アハハ。

でも優れものです。おすすめですよ。  
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2009年10月25日

雨中有楽 物干し

HILLS





HILLS養生中です。
犬が見張っています。
立ち入り禁止です。

何ができるか楽しみにしていてください。
女房にゴマすっているわけです。

やってみてわかったんだけど、これって日本の家にはなかなか普及しないね。

珍しい物干しが出来上がります。  
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雨中有楽 春日山

毘沙門






上杉謙信が信仰したという毘沙門さん

小さいながら存在感のある姿です。

高村光雲の作という。
土塁






しっかりと今に残っる土塁

ここはすごい山城だったらしい。

いつも高速を走りながら春日山という標識を見ていた。

今日こそはと勇んで立ち寄ってみた。

天主から






天主からは上越の平野が一望に眺められる。

直江津の港も、日本海の海岸も眼下に見える。

いいとこだけどこの日は風がすごすぎた。
井戸






天主から少し下がったところにある井戸。

今も満々と水をたたえている。

これは驚きです。こんな高い所にこんなにたっぷりと目の前に水があるなんて。

春日山城いいお城だったんでしょうね。

石垣なんてのは何にもないけどね。  
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2009年10月18日

雨中有楽 これもすだれ

すだれ





ちょっと立ち寄った京都での一枚。

これもすだれと言えるんだろうね。

女竹で造った格子すだれとでも言うんでしょうか。

眼隠しにはならないけれどね。意匠としては面白いね。  
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2009年10月14日

雨中有楽 太陽光発電

中部電力から太陽光発電の買い取りについての文書が届いた。
これまでの約倍額1kWにつき48円で買い取るとのこと。
11月1日から。

私のところは、事務所の電気代はほとんど太陽光発電で賄っている。
毎月少し余って、中部電力からほんの少しの金額ですが、買い取られた電気料金が振り込まれてくる。
それがこれから倍額になるというわけです。
めでたい。

設置してから10年、最初から倍額で買っていてくれたらもう初期投資分は売電していたかもしれない。

私のところが発電所になったときに、この庵原郡地区で9番目だと言われた。
それほど少なかった。
これはもう趣味の領域だった。

俺のところでは太陽光発電をしてるんだぞ、という自己満足。
ほとんどその世界。

実際に僕も少し自慢した。でもそれもいっときだけのこと。


これから本当の太陽光発電の時代が来るかもしれない。
いや来なければいけない。
もう地球が待っていてくれない。

普通の家に当たり前のように太陽光発電パネルが乗っかている。
そんな風景がこれから普通に見られるのだろう。


いつも高速道路を走っていて思う。
この高速の法面のすべてに太陽光発電パネルを取り付けたらいったいどれだけの発電量になるだろう。

私の家の近くを走っている新幹線の法面すべてにパネルを取り付けたらいったいどれだけの発電ができるだろう。

東名高速も、新幹線も基本的には東西に走っているから法面の片方はみごとに南面している。
条件はいい。


原発に使っている莫大な費用をすべて太陽光発電のために、開発費用、設置費用に回したら、ほんとに相当な事が出来るだろう。

全世界の軍備につかわれている莫大な予算を、すべて太陽エネルギーの活用のために回せることができたら、人類はきっと救われるだろう。

そんなことを、10年たってだいぶ汚れてきた太陽光発電パネルを眺めながら、
僕は考えている。


そろそろ掃除しようかな
倍額で買ってくれるって言うし。

  
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2009年10月08日

雨中有楽 台風そしていけばな展

台風が来ていますが、皆さんのところではいかがですか。
静岡では、4時現在なんでもないですね。これからのようです。

昨日夕方、ついこの間お引き渡しをした、H様の家によって戸締りの様子をうかがった。
ご主人お酒飲んでてね、ちょうどいいところに来てくれた一杯やりましょうなんて言われたけれど、
車だもんね。ムリです。飲みたかったけれど。
今度は歩いてきてよと言われました。
そうします。
でも今日は、台風前の見回りですよ。
何かあったら飛んできます。
ないと思うけど。

なんてことをやり取りしてきました。
自分の作った家はかわいいもんですね。
お施主のニコニコした顔を見るのも嬉しい。

近くのおふくろのところにもよって、ここも戸締りの点検。
とりとめのない話を聞いて、へえ、うん、そう、よかったね、なんて相槌うって聞いて居るだけだけどね。



今日は宏道流の花展の準備で朝から東京へ行かなきゃいけないけど、新幹線はちゃんと走るだろうか。
うちのスタッフは、資材を積んで東名を走らなきゃいけないけど、ちゃんと来れるかな。台風だし、おまけに集中工事だもんね。

3年ぶりの宏道流の花展です。
3年前の銀座での花展とは比べられないけど、今度のもいいしつらえですよ。
今回は布を使います。
会場づくりにも家元はこだわりを持っていて、それで私に会場づくりの注文が来るのだろうと勝手に思っている。

繊細に、注意深くデザインされ設営された会場に、美しく格調高い宏道流の花が生けられる。
全国から99人の先生方が御集りになり花を生けられる。
素晴らしいですよ。
楽しみです。緊張します。

今日から東京に泊まり込ですが、
私に、どんな仕事ができ、どんな花が生けられるか。
今度も、鈴木先生見ていてくださいね。

会場は浜松町、東京美術倶楽部。
10月10日(土)、11日(日)、の二日間です。
ぜひお出かけください。

私のところに招待券がまだありますよ。  
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2009年06月25日

雨中有楽 座禅会

座禅会地持院での座禅会風景。
由比小学校の研修部の学外研修の行事。

小学生とお母さんお父さんが座禅をくむ。

みんなきちんと座れました。

座禅の後の抹茶の席もとても静かでした。

茶碗を丁寧に扱うことは、人にも丁寧に接するという事。

お茶の心の一片を少し感じてくれたかな。

みんなで朝から作務衣を着てお手伝いをしました。
茶礼  
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2009年03月23日

雨中有楽 石積み

石積み
丹念に修復される石積み。

石積みはきれいだ。
たとえ野良に積まれた玉石の石積みでもそれは変わらない。

丹念な手仕事がうみだすある何ものかがそこに宿っているように思う。



ごぼう積み

石積みはきれいだ。
その強靭さだけを追求して積まれたごぼう積みの石積みにしてもそれは変わらない。

機能に徹した潔い美しさがそこにある。  
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2009年02月03日

雨中有楽 庭

庭庭園協会の年一度の賞の審査員になって庭を見てあるいた。
若い作庭家の熱の入った作品を見るのはいいものです。

作為が見えてはだめ
造りこむ怖さに負けて流してしまっても駄目

自らの美意識がはっきりと現れるから
自らの技量が測られるから
これは怖いね。

出品するだけでもえらいなと思う。

そしてあらためて思ったね
日本人にとって家よりも庭が先にあるんだということを。

この場所でどんな風に暮すのかを考えた時に
家の設計は土地の使い方を編み出す作業だと、最近思うのです。
土地の広いせまいはあってもね。


雨楽会のもう一人の親分の玄庭園の鈴木さんと 久しぶりでいろいろな話をした。
夕方4時半過ぎに開いていた店に入って、ラストオーダーですと言われるまであっという間に時間が過ぎた。
「えっ もうそんな時間??」 と二人で顔を見合わせた。  
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2008年11月27日

雨中有楽 能楽堂

松の入替えちょうど橋がかりの松の入替え作業と出くわした。
松は黒松。
今の時期は月に一度くらい。

以前は松屋という専門職がいたらしい。
今は花屋さんの仕事になっている。

花屋もこういう世界のこととなると男の世界らしい。

ちょっと話をする。

国立も観世も今は全部造花だそうだ。
こうして手が掛かるけど、本物を使ってくれるのは水道橋だけですよと言う。

へえ、そんなもんなのか。
ちょっと誇りに思ったね。
  
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2008年10月29日

雨中有楽 能楽堂

能楽堂宝生流の水道橋能楽堂。
舞台に傷がついてしまったので、一度みてくれと要請があったので見に行く。

朝早い能楽堂はしんと静まり返っている。
足袋に履き替えてそっと舞台に上がる。
一瞬身が引き締まる思いがする。
私も何回かここで舞った事がある。
怖いもの知らずということは、いいことなのか恥ずかしい事なのか。
場合によるんでしょうが、今思うとちょっと恥ずかしい。

このキズなんですよ、という説明を受ける。
何としたことか、何も気づかずにこういうキズが付くものなのか。
ちょっとひどいキズとヘコミです。

何か固いものを下に挟んでグリグリと動かしたようなキズ。
しかも一所ではない。ここもあそこも。
舞台にこんなキズが付くということは、どういうことなんだろう。

ここはどんな人でも靴下のままでは上がれない場所。
職人さんたちも、足袋に履き替えると顔つきが変わる。
神聖な場所。
神社の工事と同じなんだと白足袋に履き替えることでみんな理解する。

そういう場所になんでこんなキズが付くんだ。理解できない、、、、、。

ともあれ、キズはわかった。
どうしたらいいんでしょうと言う問いかけに、私は答えた。
キズは板をけずれば消す事はできます。
でもそこだけ色が変わってしまう。
部分的なことならそれでもいいでしょうが、今回はそうは行かない。
かなり大きな色違いが何箇所か出来る。
能舞台として、それは容認できないでしょう。

ならばどうするか。
しばらくほって置けば、新しい白く見えるキズあとがだんだん周りの板と同じ色になってそんなに気にならなくなる。
周りをよく見てください、古いキズはたくさん有るのです。でもそんなに気にならない。
だからそのうち同じように気にならなくなるでしょう。
ただひどいヘコミだけは何とか対処しておく。
今のところそれが最善の方法です。

ひどいへこみは何とかしてみて、次の板の削り直しまでこのままで使いましょう、ということになった。

板の削り直しは以前させて頂いたけれど、本格的にやると大工事なのです。



舞台は、稽古でも使う。
玄人だけでなく素人も使う。
多くの人達が使う場所。
その人たちが全員同じ様な緊張感で、注意深く大切に舞台に上がらなくてはいけない。
こういうキズが付くことは、使う人たちにとってきわめて恥ずべき事。
素人も、それを指導する玄人も、緊張感が足りないのではないかと私は感じた。

キズは使っていれば出来る。
それは当然のこと。
よく見ればあちこちキズだらけなのです。
それはまた当然のこと。
いつまでも新しく、きれいで、無傷であり得るはずはない。
キズもまた年季の内。
よく使い込まれたものには、キズもまたたくさん付いてるはず。
それもまた、味わい。
決してそのものの本物としての価値をおとしめるものではない。
だからそんなに心配しないでもいい。

今時の建物に多用されている新建材とは違うのです。
そのことに対する、認識と理解もだんだん薄れているのかとも感じた。


能舞台いろんなことを僕に教えてくれる。

とりあえず、ヘコミを直す手はずを整えて、修理にまた行きます。



  
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2008年10月14日

雨中有楽 月見

13夜雨楽と言っても、雨が降っていては月は見えないよね。
13夜に曇りなしって言う事を聞いたことがあります。

13夜はよく月が見えるらしい。

この完全でない月を美しいといって愛でる心。
好いですね。
日本人の精神性を感じますね。

ちょっと冷たい空気にふれながら、今年も13夜を楽しみました。

雨楽な家に住んでいる皆さんの家には、リビングから続くデッキがある家が多いでしょうから、秋の夜長を月を愛でて過ごすということも、けっこうしているでんしょうね。

たくさんの人たちが、この13夜の月を見上げているかと思うと、ホント幸せな気持ちになりますね。
  
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2008年05月14日

雨中有楽 デザイン

昨日も大工さんが来られてね。
親父さんと若いバリバリの息子さんと。

いつものように事務所で話をして、自宅を(青の家)を見てもらって。
建築の話。

相手がプロだとつい熱が入るね。
建築論、住宅論、哲学、美学、、、

わかってもらえると嬉しい。
仲間が増えていく喜び。

小手先の事ではないんですよ、住宅は、デザインは、木材は。

まねはまねでしかない。

お互いプロの仕事をしよう。



骨格の美しさ。
これはかなばかりの美しさです。

柏崎に、新しい和の美しい住宅が建ちます。

有坂さん1





単純な形態を美しくデザインする。
建築はね、美しくなければいけないよ。

設計者は美意識を磨き続ける必要があるのです。

正面東





小住宅。
小さな家にも存在感を。
一軒一軒全て特別です。唯一無二です。







  
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2008年05月07日

雨中有楽 由比の宿

おやじのかしや
昨日TV放映された、へんくつ親父の菓子屋、白木屋半兵衛は、その後大繁盛だったらしい。

まだ開店前にお客が来て、おことわりしている親父の写真です。

舞の海が、イルカのおでんを食べていった映像が流れたけれど、あまり美味しそうではなかったね。
顔ゆがめていた。

酒やタバコが、最初からこれはうまいと思う人が少ないように、
こいつは通じゃないと旨さがわからないのよ。

この連休には、由比に来られた人が多かったようです。

由比の写真お見せしましょう。

由比1標識





さった峠からの景色。
春はあんまり富士山が良く見えないね。

甘夏こでまり





峠の道は、夏みかんが実っていたり、
こでまりが咲いていたり。

連休前に、私も始めてこの峠を歩いて越えました。
いいところです。  
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2008年05月01日

雨中有楽 まちや のひびき

「まちや」という名前

町家というと、ちょっと知識のある人たちは、
京都なんかの間口の狭いうなぎの寝床的な家屋をイメージされると思います。

でもそれは、いくらか専門的知識のある人たちの共通認識であって、
一般の人たちの持つイメージとは少し違いがあることを知っておくべきです。

大切なのはまちやという言葉から受けるイメージです。

京都の、ちょっとおしゃれな、和風の、たたずまい。

格子戸、路地、打ち水、石畳、タタキ、飛び石、水鉢。

深い軒、すだれ、

下駄の音、着物、かんざし、生けられた花。

京風の上品さ、

江戸の粋、

知的な町衆

たとえばこのような言葉を口に出してみてください。
素敵な情景がうかぶでしょう。
それがまちやのイメージです。

洗練された、大衆が住む家とでも言ってもいいかな。
いずれにしても、日本の文化を感じる言葉なのですね。

まちやを、小さく、狭く考えないで、
ことばの持つイメージを広げてみてください。

かつて、京都を基点に、日本国中津々浦々の街道筋に、
まちやのおしゃれな和の家が立ち並んでいたんですね。
  
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雨中有楽 まちやの新しいパンフレットできました。

パンフ1まちやシリーズの新しいパンフレット出来上がりました。
写真は全て新しいものに入換えました。
コメントも少し変えてあります。
見て楽しい。読んで納得のお手軽パンフです。
旧バージョンも保存版として、大切にしておいてね。


パンフ2パンフ3パンフ4





こんなふうに開いていくんですよ。
わくわくしますね。

パンフ5開いて裏返すとこうなります。





パンフ6裏面は、やきちのいえです。

ご希望があればお送りします。
いい写真がたくさん載っていますよ。


掲載させていただいたお客様にはそれぞれお送りしますね。
楽しみにしていてください。  
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2008年03月03日

雨中有楽 親父の菓子屋

親父の菓子屋
親父の菓子屋、もうすぐ開店です。
一日の土曜日に、関係者が集まってお祝いの酒盛りをしました。
気心の知れた仲間達の集まりは楽しい。
親父特製のおでんは美味しいよ。
いるかも食べられる。
いるかです。
野蛮と思われるかもしれませんが、これも地元の食文化。
一度味わってみる価値はあります。
けっこう美味いんですよ、これが。
昔懐かしい、ポン菓子機も登場します。
構えもレトロ。
親父もレトロ。
街道筋の店構えもなかなかいい。
由比のお店をやる人たちが、皆こんな気持ちで店作りをしたらきっといい旧由比の宿が再現できるのにね。
そういう意味で、小さいながらも、立派な気骨を見せてくれる親父の菓子屋なのです。
是非お出かけ下さい。3月15日開店、のはず。
  
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2008年02月01日

雨中有楽 城崎温泉は雪

城崎1
雪中有楽ですかね。
一夜明けたら城崎温泉は雪が降っていました。
そんなにひどくはないけどね。
雪の温泉街ってのもいいもんですな。

雪の降る中、下駄に傘さして外湯に行く。
タオルをマフラーにしてね。
城崎2  
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2007年12月17日

雨中有楽 日本の色 白

雪の荘川1
高岡からの帰り白川は雪だった。
静岡の私は、雪はなんだかうれしい。
車で雪道を走るのも、久しぶりで、しかも私は、クワトロにミシュランのエックスアイスを履いてるので、雪道も怖くないのですよ、これが。
だから、子供じみてちょっとわくわくしたりする。
雪で苦労している皆さんにはちょっと申し訳ない気分ですが。

まだ薄暗い雪道を走りながら、雪国の四季の移り変わりの鮮やかさをあらためて思う。





雪の荘川2荘川桜、雪の中もいいね。  
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雨中有楽 秋の色 赤と黄色

柿1
昨日セミナーで日本の色の話をして、あらためて美しい日本の四季を思います。

これは家の庭の柿を子供達ともいで、一年生の長男とおばあちゃんが皮をむいて、私と次男が結んでつるして干しておいたものです。
そろそろいいだろうと降ろして食べたら、う〜んうまい。
きれいだったから写真にとっておきました。
柿2美味しい色だね。







銀杏1蔵を再生して、近頃は中伊豆に温泉つき別荘を借りて、湯治三昧をしている山本さんの家の近くで見つけた銀杏の道。





銀杏2
黄色のじゅうたんを踏みしめてしばらく歩いた。





日本の色は美しい。  
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2007年09月11日

お茶室が 台風の被害

台風の被害があったというので、伊豆のダイヤランドにある茶室「椿庵」を久しぶりに見に行った。

茶室1





10年ほど前に東京から移築したものです。
伊豆は台風直下だったのであちこちで被害があったらしい。

このお茶室も、突き上げ窓が飛ばされていたが、それ以外の被害は見当たらない。
母屋の瓦が少々傷んでいました。

茶室2茶室3





年月がますます磨きを掛けてくれる本物の家。
日本人の美意識、自然観。
気候風土に合った機能を備えた美しい家屋。
日本の文化そのもの。

数奇屋建築への憧憬と精進はこれからもずっと続く。

普通の人が普通にくらす家こそが文化を背負っている。
だから本物の家を造るべきで、本物の文化の香りのする家で暮らすべきなのです。

金額の大小でも、家の大小でもない。
その実現のために僕らは存在している。

雨楽には織田有楽斎の(ゆうらく)がかかっているのは皆さんご存知のとおり。
雨の日に精進する職人の高い意識がそこにある。


椿庵の庭は、河西さんの作品です。

9月の15,16,17日早稲田大学国際会議場を舞台に、第5回国際日本庭園シンポジウムが開催される。
15日には河西さんの講演もあり、総合司会は鈴木直衛さんがつとめる。

雨楽会で互いに磨きあい、現在日本庭園界の頂点にいる。
会場に行けば会えます。
雨楽の真髄を垣間見ることができるかも知れませんよ。




  
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2007年09月07日

雨は楽しいばかりではないですね。

台風による風雨、皆さんのところではいかがだったでしょうか?

水害のニュースを聞く度にのんきに「雨楽」だなんて言ってばかりいられないなあと思うのです。

私の住む由比町では、雨量が多くなると新幹線が止まったり、ゆっくりになったり、また東名高速道路は由比町付近で、下り線が波をかぶり通行止めになります。
昨日もなっていました。
フロントガラスが波で割れて怪我をした人がいたとか聞きました。

私の青の家では、ここは風があまり当たらないところで、すだれを外したくらいで雨戸も閉めずに過ごしてしまいました。

夜になって、外構工事の打ち合わせに、ひどくなりつつある風雨の中出かけました。
うかがったOさんの実家では雨漏りがしていて、廊下の照明器具を外してあげたりしました。

山道を走ったのですが、木の枝が折れて道を半分ふさいでいる所がありました。
こんなときにはジープタイプの車が頼りになりますね。

  
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2007年08月23日

手放される家 職人さん達の思い出

岸さん1
もうすぐ人手に渡る20年前に建てた家。
いろいろな整理を頼まれた。



岸さん2





いろいろ思い出します。
もう居なくなってしまった職人達の息遣いが聞こえてきそう。
建具屋。大工。
夜遅くまで、いつも一緒だった。


岸さん3岸さん4





もうこの家にも来る事はないだろうなあと、思いながら裏庭の鍵を閉めた。

どんな人達が、どんなふうに住んでくれるのだろう。
  
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2007年08月21日

日差し

すだれ
お盆を過ぎると、だんだん日差しが傾いてくるのが感じられるようになる。
これまでは入ってこなかった日中の日差しが少しずつ入ってくるようになるのです。
そこで簾の登場となるのです。
これから9月10月11月頃まで、きつい日差しをさえぎってくれる簾は重宝します。
開けきった窓から中が見えなくするためでもありますが。
この風情がたまらなく好きだと言う人達も多いね。
日本の家の夏の風情。

深い庇





こんなに深い庇ならまだまだ簾はいりません。
寒くなると日差しは部屋の奥くまで差し込むようになります。

日本の家の意味ある形。  
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2007年08月18日

ひまわり畑

ひまわりひとり
津南町のひまわり畑に朝早く立ち寄った。
息をのむようなひまわりの海。

そこに立って一人タクトを振る男。

お前は寂しくはないか。

俺はたまに寂しいときがあるぞ。


ひまわり1ひまわり2





ひまわりは太陽に顔を向ける。
みんないっせいに東の空を眺め、太陽の上がるさまを見つめる。

壮観です。


二人連れの先客がいた。
おはようございます、と挨拶したら名前を呼ばれた。

奇遇です。こんなところで顔合わすなんて。

それにしても、早朝のデート。
朝日の降り注ごうとするひまわり畑を二人で散策するなんて、なかなかいい趣味ではありませんか。

うらやましいなあ。


ブログの引越し先が決まりました。
http://amefuri.jp です。
ただいま構築中。
探しても出てきませんので悪しからず。
少々お待ちを。
  
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2007年08月16日

夏の風景

青空
お暑うございます。
いかがお過ごしでしょう?
気持ちの好い汗かいておられますか?

家は夏を旨とし、という言葉。
家の真価が問われる季節ですね。

家の中は涼しくエアコンは要りません、という声を聞くのが楽しみなのです。
だから言ったでしょう。エアコンは要らないんです。


槙刈り込み





やっと休みが取れて、お盆に入ってから庭の刈り込みをしたりして。

刈り込みしてたら和尚さんがやって来て、葉っぱのいっぱい着いた服のまま座敷に座り、お経を上げてもらいました。

刈り込んだ生垣は気持ちがいい。
どこか涼やかでね。


金魚木陰





水鉢にはお祭りですくってきた金魚が。

私の居場所はデッキの上の木陰。
犬はテーブルの下。
蚊取り線香をたいて、ビール飲みながら、いつもの司馬遼太郎を読んでいます。

休みくらい目を休めたらと妻は言うが、
僕は精神的知的貧乏性でね。
なんか読んでいないと、どうも落ち着かないんです。


やっとブログの引越しをする気になりました。
ただいま、引越しの準備中です。
どうも「建築馬鹿」でいけない、とあらためて思っていたので、
もっと広範な内容に変えて行こうと思っています。
来週には引っ越し先お知らせできます。お楽しみに。  
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2007年07月08日

文房清玩 雨中有楽

文人花1

お家元から家元代理師範の免状を頂いた。
故鈴木正菊先生から、急がずに長く続ける事が大切なのだと諭されて、気がついてみたら20年が経っていた。
華道の修行とは、実は人間を磨くことだと知る。

今お家元から、文人花を伝授して頂いている。
風雅を愛し、文学、詩、書、絵画に親しみ、花を見つめ、精神性を求め、反骨の心を持ち、争いの中に身を置かず、趣味の世界や自らの好みを全うする事によりより良く生きようとする生き方。

今日よりも明日、明日よりも明後日と、常によりよい物を造らんがために自らを磨くことこそ最大の関心事のような生き方を、私は望む。

争いの中に身を置かず。

文人の花を生けよう。文人の建築を目指そう。
華道や、雨楽会で磨いてきたことをそのまま磨き続けよう。

お家元の文人花の教えは本当にタイミングよく私の胸にすっと入ってきました。
文人花2  
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2007年05月15日

伝える

お茶

伝えていく事。これから本腰を入れてやって行こうと思う。

雨楽という家造りは、もう私のものだけでは無くなっていますが、その可能性の高みや深みというものは、これまでもこれからも引き続きずっと何らかの形で、幅広い方達にお伝えするのは、私のライフワークの一つであります。

雨楽が、単なる家造りの方法論ではないということ。
これは身近な人たちに伝えて行こうと思う。

雨楽会で、河西さん鈴木さんに導いてもらった事。
今度は、僕の周りの人たちに、僕なりの実践でお伝えしよう。

宏道流のお家元とも約束したので。

お茶もお花も、建築も、いつしか私の中では一本の道になっていました。
人生そのものということか。

お花  
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2007年03月14日

うらくな人々

富士山の見える家のお施主さんから、上棟式のとき言われたのでした。
最近更新がないと私の友人達が言っていました、と。

すいません。見ていてくれたのですね。
これから現場の様子を出来るだけ載せますなんて言いながら、なまけちゃいけないよね。

ちょっと言い訳。
最近忙しすぎたのと、ちょっと風邪ひきまして。

かといってそれぞれの工事やら設計やら待ってもらうわけにもいかず、だいぶ無理していました。

おととい、桑名の、雨楽シリーズ諸戸のまちやの親方の上ちゃんからいきなり電話もらいました。
少しもブログ変わっていなくてどうしたのかと心配してたよ、と。
今日開いてみたら変わっていて嬉しくて電話したって、言ってくれた。

ありがとうね。あなたにはいつもいつも励まされて。
だからね、以前あなたのお父さんが亡くなったと聞いたとき、自分の父親のこととダブってね、とてもひと事と思えず車飛ばしてうかがったんです。
あの時も、反対に励まされて帰ってきた気がする。

今日も本庄工業の中ちゃんからメールもらいました。ウッドマイルスの講演があると。
僕のブログ見ていてくれているんだね。

いろんな形で、僕は仲間たちに支えられていることを感じて、いつも感謝しております。

今あちこちで、とくに私の本拠地静岡で現場が動いています。
雨楽はいつも変化していきます。普遍性を追い求めながら。

一つ一つの現場が雨楽の幅広い可能性を示唆しています。

かわることに躊躇しちゃいけない。
変わっちゃいけないことをぎゅっと胸に抱きながら、どんどん行こう。

これから出来るだけ現場の事載せますね、とまた言っておきます。
  
Posted by urac1 at 15:22Comments(0)TrackBack(0)clip!